今回は、アメリカの実務に対するお役立ち情報をお知らせします。
これは、アメリカの審査官個人個人の情報が載っているフリーサイトです。
トップページは、下の通りです。
Searchの欄に、お目当ての審査官の名前を入力します。
これは、ROBERT審査官に関する情報です。
ROBERT審査官について、
・全体の特許査定率(Overall Allowance Rate)
・拒絶理由前の特許査定率(Allowance Rate Before First Final Rejection)
・拒絶理由後の特許査定率(Allowance Rate After First Final Rejection)
が載っています。
下段には、審査官の特許査定率(青色)、審査部門の平均査定率(赤色)、特許庁全体の平均査定率(オレンジ色)について、棒グラフで示されています。
これによって、この審査官や所属している審査部門の査定率がわかります。
ほかの情報
STRTEGIESのページに進みますと、
・面接(Interview)した際の査定率の変化、
・審判請求(Appeal)した際の査定率の変化、
・継続審査請求(RCE)した際の査定率の変化
が分かります。
HISTORYでは、その審査官の年度別の案件処理数が分かります。
TIMINGでは、拒絶理由や特許発行がなされるまでの平均の日数が分かります。
最後に
アメリカの代理人の中には、この情報を参考にして、
面接を選択するか継続審査請求を選択するかなどの戦略をとる人もいるようです。
審査部門や担当審査官の査定率を知ったからと言って、実務に直結するわけではありませんが、
参考までに知識を入れておくのは、良いことかもしれません。