発明(技術アイデア)を思い浮かんだが、この発明の特許を取得するまで一体どうしたら良いのか、経験したことがないことは迷うことが多いはずです。
今回は、特許取得までの流れをシンプルに説明します。
相手は特許庁
特許を取得するには、特許庁に対して、その技術アイデアを特許出願(特許申請)する必要があります。
そして、特許庁の厳しい審査をクリアして、初めて特許を取得することができます。
具体的な流れ
1.特許出願の書類を作成して、特許庁に特許出願
↓
2.審査請求
↓(特許庁による審査が開始)
3.特許庁から拒絶理由が通知される場合には、その通知に対応
↓
4.特許料納付
1.特許庁所定の書類に、特許庁の所定の方式で、思いついた技術アイデアの説明を書きます。書類は、特許願、特許請求の範囲、明細書、図面(任意)、要約書の5種類です。
具体的には、こちらのサイトにサンプルが載っていますので、興味のある方は、こちらのサイトの通常出願の特許の項目などを参照してください。
書類を書いたら、特許庁に提出します。書類を郵送する方法と、インターネットで電子出願する方法があります。出願料が1万5000円必要となります。
2.特許庁に、出願した発明を審査してもらうための書類(出願審査請求書)を提出します。特許出願しただけでは、自動的に審査してもらえないので、注意してください。
書類は1枚のみで、誰でもすぐに書けます。審査請求料が、およそ12万~15万円くらいです。
3.特許庁による審査によって、この状態では特許できないと判断された場合、拒絶理由通知という書類が送られてきます。これに対して、書類を補正したり、意見書にて反論したりすることができます。
4.めでたく審査をクリアして特許許可となりますと、特許査定という書類が送られてきますので、特許料を納付します。大体、初め(1~3年目の年金;特許を維持するための料金)は、1万円弱です。
4年目以降も特許を維持したい場合は、4年目になるまでに、4年目以降の特許料を納付します。