平成27年3月23日から新しく開始された特許庁の検索システムについて説明します。
特許情報プラットフォーム(Japan Platform for Patent Information、略称:
J-PlatPat)とは、独立行政法人工業所有権情報・研修館は提供する、無料の特
許情報提供サービスのことを言います。
サイトは、下記の通りです。
特許情報プラットフォーム
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
提供されている情報とは?
提供されている情報は、
・日本特許庁が保有している特許・実用新案・意匠・商標の公報類約9,800万件
・それらの関連情報(審決情報、審査経過情報)
外国の特許(米国特許、欧州特許、中国特許)も一部登録されており、これらも検索できます。
中国特許については、日本語で検索可能です。つまり、日本語で検索すると、自動的に中国語に翻訳して、検索してくれます。検索結果も、日本語に機械翻訳した形で抽出される優れものです。
従来のバージョンとはどこが違うのか?
従来の特許検索サービスは、特許庁電子図書館(略称:IPDL)で、平成11年3月31日から平成27年3月20日まで運営されていました。
特許庁電子図書館よりも、ユーザーフレンドリーな操作画面となるように改良されています。
また、提供される情報の種類・量も増加しています。
具体的には、特許では、J-GLOBALとの連携による非特許文献の情報が追加されていますし、
論理式検索による高度な検索も可能となっています。
商標では、色彩商標や音商標などの新しいタイプの商標の情報が追加されています。
今後は、パテントファミリー情報の参照、諸外国特許庁サービスとの連携なども可能となるよう検討中とのことです。