面白特許シリーズの第3弾です。
今回も、面白おかしく笑える特許出願を紹介していきます。
(画像は、特許公報から引用しています。)
「ハイヒール下駄」特開2006-223796
特徴
従来の和装用木製下駄を、かかとを高くすることにより洋風感覚とした下駄。
説明
若い女性のおしゃれを図った下駄です。
従来の下駄ではおしゃれ感がないため、
鼻緒に、ベルベットやビロードをつけて、かかとを高くしハイヒールにすることにより、
洋風感覚とおしゃれ感を持ち合わせ、和風、洋風にも合うようにしています。
個人的にですが、これにも、おしゃれ感があるとは、とても思えないです。
「アクセサリー人形」特開2000-24329
特徴
スイッチを押すと約10秒後に人形の内部が約3秒間輝く人形。
説明
効果として、お願い事がかなうかもしれないという気持ちになる(流れ星効果)、
妖精人形を身に付けておくと、お守りを持っている様な気持ちになるとのことです。
かなり発明者の主観が入っているようです。
「ペットクン」特開2008-94487
1:ペットボトルのラベルをはがす物
2:本体、カラフルな色
3:指差しこみ口
特徴
指にハメテ使う、ペットボトルのビニールラベルをとりはがす用具。
説明
説明ペットボトルのビニールラベルは、今までは爪ではがしていて面倒だったが、この発明を使えれば簡単に取れます。
どうやら、図面の「1」をペットボトルのビニールラベルをこの爪でヒッカケテはがすようですが、
「1」の具体的な説明がありませんし、図面があまりに雑すぎて、不明です。
名前の由来は、ペットボトルに使うから、ペット君なんですね。
「漫才人形」特開平9-131468
特徴
人の音声を認識して人とのコミュニケーションが可能な音声対話玩具であり、特に漫才風の対話パターンを発する漫才人形。
説明
あのパナソニック(旧松下電器産業時代)の出願です。
笑い声を認識すると、「こんな所、うけるところちゃうでー」、「勘のいいお客さんやな」
拍手を認識すると、「5000人もお客さんがいるようやな」
長い間静かな状態が続くと、「お客さん、寝てるのとちゃうかー」
お客さんからのせりふを認識すると、「おいおい、お客さんの方はおもろいやんけー」、「お客さん、そんな所でつっこまんといてー」
などのせりふを発します。
発想は面白いです。
図面を見るとふざけているように見えますが、発明の内容は至って真面目で専門的です。
しかし、残念ながら、拒絶査定となってしまいました。
「サイコロの目数と使い方」特開2000-024303
【請求項1】の内容
サイコロの目数は無限大
説明
請求項をみると意味不明ですが、明細書を見ると、発明は、目を5,6,7,8,9,10にしたサイコロです。
通常のサイコロ(1~6の目数)と、このサイコロを組み合わせて振って、出た目をたし算したり、かけ算すると、暗算が早くマスター出来るようです。