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話題のニュース

2017年1月27日

ピコ太郎氏の「PPAP」の商標を先取り

ピコ太郎氏の代表曲「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が、ピコ太郎氏とは全く関係ない会社に、

先に商標出願されて、話題となっています。

 問題の会社とは?

その会社とは、ベストライセンス社で、代表者は、上田育弘氏です。

上田氏は、元々弁理士でしたが、弁理士会から処分されて、弁理士資格をはく奪されました。

(処分理由は、出願料金の不納付です。)

この会社は、商標の世界では、商標マフィア、商標ゴロとして、超有名です。

とにかく、商標出願を多量にしています。

2016年の公開商標

1位  ベストライセンス 12474件

2位  上田育弘      2654件

3位  サンリオ       830件

4位  資生堂        591件

5位  花王         442件

ぶっちぎりです。

日本全体の公開商標の約1万4000件ほどですから、全商標の1割ほどです。

ちなみに、商標出願には、1件あたり1万2000円払う必要があるのですが、ベストライセンス社、上田氏ともに、払っていません。

 ベストライセンス社の提出したPPAP関連の商標

番号         商標                 出願日     状況

商願2016-108551     PPAP                2016/10/5      審査待ち

商願2016-128344     PPAP                2016/11/15     審査待ち

商願2016-134012     PPAP                 2016/11/28    審査待ち

商願2016-133239   ペンパイナッポーアッポーペン2016/11/24 審査待ち

商願2016-133240   ペンパイナッポー           2016/11/24 審査待ち

商願2016-133243   ペンパイナッポーアッポーペン 2016/11/25   審査待ち

商願2016-134015   PEN・PINEAPPLE 2016/11/45  審査待ち

(2017年1月27日現在)

同一商標で複数の出願があるのは、商標を使用する商品が異なるためです。

ピコ太郎氏が所属するレーベルのグループ会社であるエイベックスも出願しています。

商願2016-112675     PPAP   2016/10/14  審査待ち

なんとベストライセンス社の一番早い商標出願よりも、遅れています。

 ベストライセンス社のビジネス手口

商標出願(同時に料金納付)してから、審査があり、登録されるまで6ヶ月ほどかかります。

登録すれば晴れて、独占使用が認められます。

法律上、出願料金を支払わなければ、審査されずに、支払い通知が届きます。

その支払い通知に従わないと、出願却下となります。

事務手続き上、支払い通知がなされるには、出願してから通常1カ月以上かかり、さらに、その支払い通知には、1カ月の猶予があります。

そうすると、2カ月ほどで出願却下されるのではないかと思いますが、

特許庁は親切(?)もので、その支払い通知を無視しても、何度も通知してくれるのです。

すなわち、出願料金を全く支払わなくても、実質上、審査待ちの保留状態が長く続きます。

そして、長い保留状態で、有名になった商標や利用価値が出てきた商標に目をつけて、

そのときに、ベストライセンス社は、その商標を必要になった会社に対し、高額で買い取りを迫るわけです。

商標出願は、本来は、まずは自分で使用する商標に対して行うものです、。

このような他人が使用する商標をその他人に売りつけるために、先取りすることは、道義的に許せないものです。

しかし、現在の法律では、このような行為を取り締まることはできません。

本来なら、一回の支払通知の無視で、出願却下すべきなのです。

そうすれば、2カ月ほどの短期間で商標出願が消滅するので、

このような問題も生じる可能性がなくなるはずです。

特許庁の対応にも、問題があると思います。今後どうなるのか?

おそらくですが、ベストライセンス社の商標は、登録されないでしょう。

理由は、商標法4条1項10号や19号です。

簡単に言うと、他人の商品として広く認識されている商標は、登録されないというものです。

「PPAP」、「ペンパイナッポーアッポーペン」は、ベストライセンス社の10月の出願の時点で、

ピコ太郎氏の商標として有名になっていますので、この条文で拒絶される可能性が高いです。

テレビ取材での上田氏の発言

 「エイベックスもPPAPの商標登録を出願したが、自分のほうが9日早かったので勝ち。

 エイベックスにライセンスを売ることも考えている。

 エイベックスはもっと早く出願すべきだったのに私が勝っている状態。

 私の商標権を無視してビジネス展開すると損害賠償請求の対象になる」

上田氏も元弁理士であり、法律を熟知しているため、自分の商標が拒絶されるだろうことは十分承知しているでしょう。

単に強がって主張しているだけだと思います。

上田氏は、分割出願(出願を複製すること)して、粘ることが予測されますが、

おそらく、ここまで社会問題となってれば、特許庁も登録を認めるわけにはいかないでしょう。

エイベックスも、当然そのことは理解しているでしょうから、強気に出ると思います。

というか、相手にしないでしょう。

おまけ

ベストライセンス社のそのほかの商標出願を紹介します。

エコ認証

実質ゼロ円

W割

A検、B検、C検、…、Z検

動画配信アプリ

じぇじぇじぇ

POKEGO

北海道新幹線

民進党

STAP細胞あります  など

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