中国などの海外での従業員による機密情報の漏えい・持ち出しが、頻繁に問題となっています。
今回は、海外での機密情報の漏えいを防止するための手段を列挙します。
海外でなく、日本でも使用できる項目がありますので、検討漏れがないか参考にしてください。
作業エリア関係
□作業エリアへの私物(とくに、カメラ、携帯電話など)の持ち込みを禁止する。
□作業エリアの入退室に、持ち物チェックを実施する。
□作業エリアへの入退室にIDカードを必須にして、記録を保存する。
□作業エリアの壁・仕切りを透明にして、四方から見えるようにする。
□作業エリアに監視カメラを複数設置して、24時間監視する。
□仕事内容と無関係なエリアへの入室を制限・禁止する。
□資料室などの入室を制限・禁止する。
□「秘密保持」「情報の持ち出し禁止」などの張り紙を目にすることろに実施する。
□デスクの上の資料は、整理整頓させる。
□デスクの上に資料を出しっぱなしにさせない(他の従業員の盗み見を防止)。
パソコン関係
□パソコンのインターネットアクセスやメールを制限・禁止する。
□パソコンのインターネット閲覧内容やメール内容などを監視できる管理部署を設ける。
□パソコンの外部端子を封止して、USBメモリを使用させない。
□サーバーは別室に管理して、特別の権限の人しか入室させない。
コピー関係
□コピー機の台数を1台とする。
□コピー機の使用時間を制限する(定時後禁止など)。
□コピー機の使用にIDカードを必須にして、記録を保存する。
□書類に、シリアルナンバーを記載する。
就業規則など
□就業規則に、情報漏洩についての禁止を明記する。
□情報漏洩についての罰則を厳しくする。
□ささいな情報漏洩違反でも、きちんと罰則を与え、それを社員全員に公開させる。
□情報漏洩の講習・教育を定期的に実施する。
□定期的に、業務内容で得た知識や研究内容を報告書に記載させる。
□入社時に、秘密保持の内容をきちんと理解させて、秘密保持の書類に署名させる。