今回は、弁理士さんや特許技術者ではなく、特許事務の女性の方(20代)から、話を伺いました。
特許事務を担当する人は、特許事務所の中で、20~30%くらいを占め、弁理士や特許技術者などの技術系の次に多い割合を占めます。
(注:写真は、本人ではありません)
特許事務所の転職を目指したきっかけ
大学卒業後の初めての仕事は、銀行系でした。
数年働いていたのですが、諸事情で辞めたいと思うようになりました
詳しい理由は、聞かないでください(笑)。
そこで、転職活動として、リク○ビに登録しました。
大学時代に、海外留学をしたことがありましたので、語学には少し自信がありました(TOEICで900点前後)。そこで、せっかくなので、英語を活用できる職場と思いました。
そうすると、リク○ビの方から、特許事務という仕事があると紹介され、そこで、初めて、今のこの仕事を知りました。
特許事務所への転職方法
上記のとおり、リク○ビですね。
紹介されるがまま、言われるがままに、履歴書・職務履歴書を書き、なるべく多くの特許事務所に応募しました。
書類合格した3つの特許事務所に、二次面接に行き、唯一面接試験に受かった今の事務所に転職することにしました。
特許事務所の特徴
全員で25人くらいの小~中規模の特許事務所です。
事務員は、私を含めて、7~8人くらいです。
比較的、みなさん仲良くやっていると思います。
雰囲気はいいと思います。
残業は、普段はほとんどなく、遅くても1時間くらいの残業です。
月末の最終日(30日か31日)は、2~3時間の残業は覚悟していますが、本当に、最終日だけです。
特許事務所に転職した感想
転職して、正解だったと思います。
外国事務をやっていますので、英語を活用できるという転職の目的は果たせています。
たまにある外国代理人との食事がとても楽しみです。
また、特許事務というのは、専門性(外国特許法など)が高く、それが良いですね。
弁理士の先生方も私たち事務を頼りにしてくるのが分かります。
一人前の特許事務というのはニーズがありますので、結婚して出産した後も(まだまだ予定はありませんが(苦笑))、フルではなく、パートでカムバックして働きやすいです。
きつかったこと
「特許って何?」っていう状態からのスタートでしたので、はじめは覚えることだらけで大変でした。
入所当初は、本当に手間のかかる子だったと思います(笑)。
外国事務を任されたので、特許(patent)も分からない人間が、英語のレターを書くことになりますからね。
ただ、レターには、先輩が作ってくれた数々のフォーマットがありましたし、
事務の先輩たちが丁寧に教えてくれましたし、
弁理士の先生方が毎週特許法の講義を個人レッスンで教えてくれました。
そのおかげで、半年も経つと、それなりの理解し、出来るようになりましたので、
ある程度の仕事は私一人で任されるようになりました。
一言
英語を活用したい女性の方、専門性を磨きたい方には、ぜひお薦めの仕事です。